2006年02月01日
つれづれ歌
さすらひのたましひひとつくださいなそんなつぶやき樋口一葉
漱石のまなこ磨かば光るらむ落ち葉の下にひそむ枯れ井戸
霜天にゆがむ望月人知れず鏡に映るわれにくちづけ
舐めらるる足の親指さわさわと双なきこころ濡らすますらを
せなつたふ舌はジグザグ進みをり陰茎にぎりあふ消防士
はつ夏のヤケドの痕に愛撫せり蝋のにほひの消えざるうちに
漱石のまなこ磨かば光るらむ落ち葉の下にひそむ枯れ井戸
霜天にゆがむ望月人知れず鏡に映るわれにくちづけ
舐めらるる足の親指さわさわと双なきこころ濡らすますらを
せなつたふ舌はジグザグ進みをり陰茎にぎりあふ消防士
はつ夏のヤケドの痕に愛撫せり蝋のにほひの消えざるうちに
scorpina at 00:06│Comments(3)│TrackBack(1)│
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1. mosquito [ 【喫歌室*onikis*】 ] 2006年02月02日 14:24
*inspired from『つれづれ歌
この記事へのコメント
1. Posted by ずいき 2006年02月03日 15:04
消防士のお歌を読んでて、デレク・ジャーマン(実質的な遺作?)『エドワードII』の冒頭シーンを思い出しました。
亡命中の安宿で、互いを愛し合う相似形の若い男ふたり。エドワードが尋ねる、彼らは答える「船乗り」「船乗り」と。(ヴァージン・レコードの昔のラベルみたいだった)
嗚呼、ジャーマン先生もsafe sexのススメかと、世紀末疫病の不幸を呪ったもんです。。。
亡命中の安宿で、互いを愛し合う相似形の若い男ふたり。エドワードが尋ねる、彼らは答える「船乗り」「船乗り」と。(ヴァージン・レコードの昔のラベルみたいだった)
嗚呼、ジャーマン先生もsafe sexのススメかと、世紀末疫病の不幸を呪ったもんです。。。
2. Posted by 信 2006年02月04日 00:13
ずいきさん、おおきに。30分ほどパソコンに向かって作った歌で、たいしたことないですね。最近、家内にあんたはホモやゲイの世界とは無縁な人やから、却ってそういう世界を詠んだらおもしろいんとちゃう?といわれました。それで詠んでみた歌です。
3. Posted by ずいき 2006年02月04日 14:18
わはは、何だ仕掛人は奥さまでしたか〜。私的にはドンピシャな世界なので、徐々にハマって行って下さい。期待してますよ(微苦笑)