ひとり結社 月幹
京都・洛中・大内裏に暮らす信がおおくりする現代短歌や日々のグチを綴るブログです。
2006年02月
2006年02月17日
こどもうた
このつぎはきっとパパクンうんでよねおとうとよりはいもうとがいい
サボテンのトゲトゲになれそしたらねボクはだれにもいじめられない
にいにいのねがおにキッスおやすみねだあいすきなんだもんにいにい
クニクニはおそらのうえにいっちゃったもうきこえないボクのおうたは?
クニクニはおうたがとてもじょうずなのおはなしよりもよくねむれるよ
scorpina at 00:09|
Permalink
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
2006年02月12日
祇園社
スサノオのまなこ落ち来るきさらぎは感神院のほむら明るし
期限なき旗はためきて紀元節 牛肉のごと古着は吊られ
グラスよりあふるるワインソムリエは血により人と人を分かたむ
scorpina at 00:48|
Permalink
│
Comments(0)
│
TrackBack(0)
│
2006年02月07日
こころあらばや
むらきものこころあらばやこの苗木のちに大樹となるその日まで
砕けたるプラスチックの地球儀が千年のちに土に還る日
砂時計すなの流れに逆らひて柔きうなじを這ふカタツムリ
scorpina at 23:23|
Permalink
│
Comments(5)
│
TrackBack(0)
│
2006年02月01日
つれづれ歌
さすらひのたましひひとつくださいなそんなつぶやき樋口一葉
漱石のまなこ磨かば光るらむ落ち葉の下にひそむ枯れ井戸
霜天にゆがむ望月人知れず鏡に映るわれにくちづけ
舐めらるる足の親指さわさわと双なきこころ濡らすますらを
せなつたふ舌はジグザグ進みをり陰茎にぎりあふ消防士
はつ夏のヤケドの痕に愛撫せり蝋のにほひの消えざるうちに
scorpina at 00:06|
Permalink
│
Comments(3)
│
TrackBack(1)
│
最新記事
送り仮名について
京都歌人協会 年間歌集 令和4年度
京都歌人協会会報101号原稿
塚本からもらったもの:その1
塚本から学んだこと:その4
京都歌人協会年刊歌集出詠作品
塚本から学んだこと:その3
塚本から学んだこと:その2
塚本から学んだこと:その1
京都歌人協会年間歌集2020出詠
Archives
2022年09月
2022年06月
2022年01月
2021年12月
2021年09月
2021年08月
2020年10月
2020年05月
2019年05月
2019年01月
2018年01月
2017年09月
2016年10月
2016年08月
2015年11月
2015年07月
2015年05月
2015年01月
2014年11月
2014年05月
2014年01月
2013年11月
2013年10月
2013年07月
2013年06月
2013年04月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年04月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年07月
2010年05月
2010年03月
2010年01月
2009年12月
2009年04月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
リンク集
エステイト 信
天音乃月草
Recent Comments